蓋 蓋 蓋  自分に蓋?

 

ある人に自分に蓋してる言われて

「蓋」の事 考えてた。

 

そしたら蓋が見えた。

 

勤め先に耳不自由な先輩がいて

最近、彼女とよく話す。今日なんて

「これ、これ、これと一緒」って

普通に話しが出来た。

 

彼女は耳が聞こえた事が無いから音を感じとる事が出来ない。でも 話す事が出来る。

ほぼ、単語と手話で話しをするのだけど

なんで話せるの?って思って聞いてみた。

 

耳の後の筋肉の震えで発音を覚えて

話せるように鍛錬されたそうだ。

 

正直、びっくりした。まず

耳の後の筋肉が震えてる事すら

知らなかった。

 

「耳の不自由な人は話せない」

思っていたのは偏見だった。

 

彼女は自分に蓋をしなかった

だから話せるようになったのだ。

 

もちろん彼女の前向きな性格と

努力の結果。私は彼女が大好きで

挨拶や単語とか発音付で手話を教えて

くれる。そんな時間が楽しい。

 

 

人間の身体能力って色々な可能性を

秘めているのかなぁ。誰でも皆んな

もちろん私も。

 

見えない蓋もあると思う

外したくない蓋もあると思う

 

 

重たい蓋も、変な蓋も

外せる蓋から外すことにする。